住友生命保険相互会社
住友生命は、「社会公共の福祉に貢献する」ことをパーパス(存在意義)に掲げ、"住友生命「Vitality」"を核として、一人ひとりのよりよく生きる(ウェルビーイング)の実現に貢献してきました。今後も、"ウェルビーイングに貢献する「なくてはならない保険会社グループ」"を目指し、お客さま、社会、ビジネスパートナー、環境、従業員というステークホルダーそれぞれにとってのウェルビーイングを追求していきます。
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社会課題解決への新サービス提供がきっかけ
住友生命では、2023年度より企業向け新サービス「不妊治療と仕事の両立支援」ソリューション(サービス名称:Whodo整場(フウドセイバー))の提供を開始しました。このサービスを通じて、企業で働く従業員一人ひとりが望んだ「理想のライフプラン」を実現できるよう、「不妊治療と仕事の両立」という大きな社会課題の解決や、いつかは子を持ちたいと思う従業員への早い段階からのサポートによる社会課題そのものの縮小を目指しています。少しでも多くの企業様にこの社会課題に向き合っていただけることを願い、今回の世界不妊啓発月間への協賛に至りました。
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自社でも段階的に両立支援を拡充
住友生命は2021年度に自社の「不妊治療と仕事の両立支援」に関する取組みを開始し、そこで浮き彫りとなった統計データや生の声から、2022年度に休暇・休職制度を検討、2023年度に制度導入・周知と段階的に取組みを進めてきました。その結果、プラチナくるみんプラス認定の取得にもつながっています。
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制度整備と理解浸透で利用しやすい風土づくりへ
制度面の整備だけでなく、管理職者を含めた従業員一人ひとりの理解浸透を図り、制度を利用しやすい職場風土づくりを目指しています。新設した不妊治療のための休暇・休職制度は導入直後から多くの従業員が活用しており、「女性の身体と心のバランスの変化を理解できた」「時代が変わったということを理解できた」といった肯定的な意見が寄せられています。プラチナくるみんプラス認定後は、他企業や学生等から不妊治療をはじめとしたフェムテック関連の情報交換の依頼や質問が増え、社会的関心の高まりを実感しています。
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周囲の理解促進と心理的安全性の担保を重視
「不妊治療と仕事の両立」には、各種制度に加え、職場・従業員同士の理解が不可欠です。当事者への支援以上に、上司や同僚へのアプローチを行うことで、周囲の理解促進や心理的安全性を担保する仕組み作りなど、不妊治療に取組みやすい企業風土の醸成を重視しています。また、不妊治療だけでなくその他の健康課題も加えた幅広い運用とすることで、多くの従業員が活用できる取組みとしています。
住友生命は、自社の取組みをさらに進めるとともに、Whodo整場(フウドセイバー)の提供を通じて、社会全体で不妊治療と仕事の両立支援に取り組む機運を高めてまいります。一人でも多くの方が望む理想のライフプランを実現できる社会の実現を目指し、この重要な社会課題の解決に貢献してまいります。