妊活スタイル
(株式会社オンリースタイル)
妊活サポート商品の販売と開発
----貴社の事業内容について教えていただけますか?
現在は主に、おうち(ご自宅)での妊活サポート商品として「プレメントシリンジ」の販売および開発を行っております。
おうち妊活のシリンジ法キット
----貴社が提供する不妊治療薬や不妊治療サポート機器について、その特性や利点について詳しく教えていただけますか?
弊社の「プレメントシリンジ」はシリンジ法キットのパイオニア的存在です。おうち妊活ができることで、時間的・体力的・精神的かつ経済的にお気軽にお試しいただけます。また、プレメントシリンジは女性のお身体(膣)に入れる部分が柔らかいシリコン製のため安全で、商品も滅菌していますので衛生面でも安心してお使いいただけます。
また、男性の『カップだと採精しにくい』というお声や、カップ自体に精子が残ってしまう事を最小限に防ぐため、特殊加工を施した「採精シート」のセットもご用意しております。
妊活や不妊を考える機会を作るお手伝いをしたい
貴社が今回の不妊治療の啓発イベントに協賛することになった経緯や理由について教えていただけますか?
以前よりFine様の協賛をさせていただいている経緯から、「プレメント」の公式サイトにも野曽原理事長からのコメントを頂戴しているというご縁がございます。
今回「世界不妊啓発月間」イベントをFine様主催で実施することをお聞きし、その中でワークショップも開催するという事でしたので、ご参加者様が自分事として「妊活」や「不妊」について考える機会を作るお手伝いができればと思い、ご協力のお申し出をさせていただきました。
不妊は他人事ではなく”自分事”
----このイベント協賛を通じて、貴社が目指す目標や期待する効果は何ですか?
「不妊」は他人事ではなく、自分事になる可能性があることを知ってもらうと同時に、事前知識を得ていることで、子どもを授かりたいと思っているのであれば、少しでも早く行動に移していただきたいです。また、その時に「プレメント(シリンジ法)」という、ご自宅で気軽に始められる妊活方法があることを周知できれば(思い出していただければ)嬉しく思います。
不妊はその時の”体の状態”であるということ
----このイベントを通じて、不妊治療を必要とする人々やその家族に何を伝えたいと思っていますか?
まず「不妊=誰かが悪い」のではなく、単純に”体の状態”であると理解していただければと思います。風邪をひけば家でゆっくり休んだり、状態に応じて病院で診察し、治療してもらうのと同じです。妊娠しにくいかも?と思ったら、同じようにそのカップルに合う妊活や不妊治療をスタートしていただければと考えています。
カップルやご家族が、そのような考え方を持っていただくことによって、もし「不妊治療をする」という結論になったとしても、善悪ではなく、ただ「良い状態にするため」の行動として見守っていただければ嬉しいです。
理解よりも前にまず”知る”こと
----不妊治療や生殖医療について理解することの重要性について、貴社はどう考えていますか?
まだまだ現状では当事者になるまで、ご自身が「不妊」である可能性すら思いつかないのではないでしょうか。
「不妊治療」や「生殖医療」を知る前に、本当の意味での性教育(体も心も)が必要だと感じます。そのうえで、もし自分が不妊だとしたら、その時に何をすればよいか、どこに・誰に相談すればよいかなどを知っておくことで、「不妊治療」「生殖医療」の知識を早い段階から得ておけると思います。理解することももちろん大切ですが、まずは『知ること』の重要性を感じます。
お客様の声を積極的に聞く
----貴社が製品開発やサービス改善に当たって重視していることは何ですか?
お客様からのリアルなお声です。(良い面も悪い面も、貴重なご意見としてサービスや商品の改善に繋げるよう努めております。)
展示会への出展で不妊の認知度向上に注力
不妊治療の認識や理解を広めるために、このイベントの他に貴社はどのような取り組みをしていますか?
昨年よりFemtech Tokyoへのブース出展をしております。また、生理日・排卵日の予測をメイン機能とした女性向けの体調管理アプリを経由して、妊娠希望の方へのアンケートの実施および、集計した結果の記事を掲載をしていただくことで、「不妊」や「不妊治療」について知っていただく機会を設けております。
商品の販売方法もECサイトのみだけでなく、ドラッグストアでの販売も実施しており、必要な方が必要なタイミングで購入できるようにすると同時に、商品自体が目に触れることで、「不妊治療」や「妊活」について認知いただければと考えております。
不妊当時者が”罪悪感”を持たなくても良い社会
----不妊治療に関する社会の誤解や偏見について、貴社はどのように考えていますか?
特にご年配の方などは「子供は当たり前に授かるもの」というイメージが強いのではないでしょうか。だからこそ『不妊治療が必要=人間として欠陥がある』という目で見てしまっていることも多いと感じます。(※自然妊娠ができている方は、年齢に関係なくそう感じている可能性も高いと思われます)
その空気を感じるからこそ、男女問わず、自然妊娠がなかなか叶わない方は、自分の体に欠陥がある、自分が悪い…と罪悪感や自己嫌悪を持ってしまい、誰にも相談できないからこそ、知ってもらう機会を作り出せない→知らない人は知らないままで偏見を持ち続ける→余計に誰にも相談できない、という悪循環になっているのかもしれません。
まずは、「妊娠するのが当たり前ではない」という事実こそ当たり前になり、当事者の方々が罪悪感を持たなくて済む社会になることを望みます。
企業全体での研修が重要
----社会全体の不妊治療への理解を高めるために今後どのような取り組みが必要だと考えられますか?
人工授精や体外受精など、医療機関での不妊治療は時間だけでなく、体力的や精神的に大きな負担となることが多いと思います。特に仕事をしながら治療をする方々は、職場での理解がないと難しいのではないでしょうか。とはいえなかなか他人にはそのツラさを見せることができないのが現状です。
女性・男性に関わらず、不妊は他人事ではなく、いつ自分事になるかも分かりません。
管理職の方々はもちろん、企業全体で研修等を活用するなど、「不妊」の理解および「不妊治療と仕事を両立するために何ができるか」を考えていただく機会を設けることが理想だと感じます。
理想は不妊治療そのものが”不要”になるということ
----未来の不妊治療について、貴社が見ている展望や期待を教えていただけますか?
究極の理想は不妊治療が必要なくなり、子供を望む誰もが授かれるようになることです。ただ現実的なことを言えば、それはなかなか難しいことだと感じています。
不妊治療が今よりもっと、時間・体力・経済など様々な面でのストレスや障害が減ることによって、現在特に日本で問題視されている「少子化対策」の解決に繋がれば幸いです。また、子供を授かる=妊娠・出産で終わるのではなく、同時にその前の「自分や異性の体や心を知る」教育や、出産後の親として必要な知識を得る必要性も大事だと考えています。
そのためゆくゆくは、不妊治療での妊娠サポートだけに留まらず、ライフプラン全体からの「妊娠前~出産後」を支える事業としていけるよう努めたいと考えております。
不妊治療の方法も様々。自身に合った方法を見つけて
----最後に、不妊治療を必要とする人々へのメッセージをお願いします。
不妊治療が必要となった時、「なぜ私が?」「なぜ僕が?」と思ってしまうことと思います。でもどうかご自分を責めたりしないでいただきたいです。現代の不妊治療は、クリニックでの治療だけでなく、まずはおうちで気軽に始められるシリンジ法などもあります。心の声・パートナーの気持ちに寄り添いながら、ご自分に合った方法を見つけていただければと思います。弊社は、みなさんを全力で応援しています!
不妊治療の方法も様々。自身に合った方法を見つけて
----最後に、不妊治療を必要とする人々へのメッセージをお願いします。
不妊治療が必要となった時、「なぜ私が?」「なぜ僕が?」と思ってしまうことと思います。でもどうかご自分を責めたりしないでいただきたいです。現代の不妊治療は、クリニックでの治療だけでなく、まずはおうちで気軽に始められるシリンジ法などもあります。心の声・パートナーの気持ちに寄り添いながら、ご自分に合った方法を見つけていただければと思います。弊社は、みなさんを全力で応援しています!